理事長あいさつ

鮫島宗明
 猛暑も峠を越し、しのぎやすい季節になってまいりました。

あの3.11の悲惨な大災害から、早くも半年近くが経過しました。津波被災地域ではいまだに瓦礫の処理もままならず、多くの被災者の方々が仮設住宅や避難先での不自由な生活を強いられており、生活再建のめどさえ立っていないのが現状です。

震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、震災被害を受けられた方々に心からのお見舞いを申し上げます。
震災に加えて、福島原発の大事故が、大変な災害を引き起こしています。政府の怠慢でいまだに正確な放射能汚染地図すら公表されないままで、避難をする必要のない地域の方々が強制的に避難させられたり、健康被害の可能性のある強度汚染地域の住民に十全な情報がいきわたっていないなどの不手際があります。次々と露見する汚染農畜産物の発生が、東日本の農畜産業の営みを阻害し、原発周辺地域での生活再建を困難にしています。

 当NPOでは、副理事長の大永氏が組織している「福島再生の会」との連携を開始し、私自身も飯舘村に入り、放射能で汚染された農地で展開可能な農業の可能性を探っています。
また、再生可能エネルギー利用を支援するために、大塚理事参画のもと、宮崎県都城市をモデル地域とし、経営的に成り立つバイオエタノール生産事業の検討を始めています。

 原発事故は、エネルギー多消費型の現代文明に大きな衝撃を与えました。原発を当てにし、オール電化を普及しようとしていた矢先に、節電社会が到来しました。
これからは、 都市農村交流事業の中にも、東北支援の視点を取り込む必要があるでしょう。当会でも、時期を見て、被災地激励のツアーなど計画してみたいと思います。

 当面の活動紹介ですが、内藤理事のご尽力で、埼玉県富士見市に200坪程度の農地を借りることが出来ました。今季は、トウモロコシの試作を行っており、お彼岸のころには収穫できる予定です。トウモロコシが終わった段階で、区画を作り、市民農園的な利用が出来るようにするつもりですので期待してください。  また、恒例の秋の旅行は、11月上旬、神奈川県南足柄市になりそうです。近々ご案内をいたしますのでご参加をご検討下さい。  皆様方のお力を借りて、当NPOが、今後とも発展していくことを願っています。

(2011年8月下旬  談)